遺憾、イカン、如何の語源、心に不快感、駄目、相手の気持を問う

 前に悪寒の「カン」は「ka=心」の状態が「n=
良くない」状態への当て字だと述べました。その
状態を表す言葉が「違=異=遺」「憾=ka-n」で
す。 遺憾の「ka-n=憾」には二種類の心が含ま
れているので分かり易いです。  悪寒の「寒」と
遺憾の「憾」は同じ言葉への当て字だと分かり
ます。荒っぽいように聞こえる言葉が古い言葉
だろうと前に述べましたが、それを「いけない」
より古い言葉がそれをしては「イカン」でしょう。
相手の気持を聞く時や、こうしたらどうですかと
自分の心に思っている事、意見を言う時の言葉
が「i-ka-n=如何」や「i-ka=イカ」ガでしょう。


 ヒエログリフのアルファベット表記
 は次の通りです。




 ヒエログリフ  日本語    英語


 w         違う、     not
           否定


           前に     enclitic
           来る    negative
           否定詞   particle


        

 kA        心、霊魂    mind


          霊魂      soul


          精神       spirit
          本質部分    essence
          (存在する)   (of being)
           全ての)


           性格      personality



 n         否定     no

          違う     not


          否定詞    negative
                   particle






Middle Egyptian Dictionary
Mark Vygus
(11mb - updated April 2015)
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