減らず口、へらへらの語源、小物の喋り方と態度

  「へらへら」する態度は身分の高い人

の前で身分の「低い」人が取る態度です。

言葉の語尾の部分だけを取り入れたのだ

ろうと考えると、「s,ehheru=とても小さい」

の後ろの部分に似ています。「heru=hera

=へら」へらです。物の数は「hera=減ら」

すと「少なくなる、小さくなる」のは当然で

しょう。「へらへら」する人は「小物」だと分

ります。地位の「低い」人が偉い人に向い

何度も執拗に言いがかりをつけると「hera

=減ら」ず口を叩いていると思うでしょう。

力の「下」の人が勝負に「負けて」強い人に

負け惜しみを言う事を「減ら」ず口を叩くと

言うのは、「へら」へらと同じ語源から派生

した言葉と推測されます。



 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語   英語


 s,ehheru    とても    tiny 
        小さい  
                                
         小柄の   diminutive
 
 s,ehru     ちっころ  small

          少ない   minor

          若い    young


 s,ihru     ちっころ   small,      
                   
         大きい   contrast                
         の反対   with large  
         

   注: h の下に発音符号の
      小皿の印があります。



 t,exru     ちっこい   small

          ちっころ   little

          若い     young


   注:  Glosbe English Akkadian Dictionary
       の表記です。
       「s,i=s,e=t,e」である事が分ります。



Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France



シカゴ大学アッカド語
R の参照ページ
58


Glosbe English Akkadian
Dictionary