カタバルとヤンバル、海原、山原

  カタバルとヤンバルに含まれて

いる「バル」は全く違う意味のバル

である事に気づきました。古代の

メソポタミアシュメール人

アッカド人は見晴しの良い場所、

海原と山原をそれぞれ「R」と「L」

で区別して表していたようです。

 カタバルの「balu=バル」は海

の「水の中」ですが、ヤンバルの

「バル=baru」は「見晴しの良い

高い所」です。陸地で見晴しの良い

所は山か山の天辺でしょう。 山に

関係がある言葉には「baru」が含ま

れると推測されます。



  アッカド語とシュメール語
  のアルファベット表記は次
  の通りです。


  アッカド語   日本語    英語
  シュメール語
 (大文字表記)

 

  BALA     水煮する   to boil meat
         (肉を)    (in water)

          流れ出る   to pour out

          水が外に
          出る

          水を引き   to draw water
          入れる




  baru'     目を配る  to keep an eye on
   A
         見る    to look upon   

         注意して  to watch over
         見張る

         調べる   to inspect




  imbaru    霧     fog
         靄     haze
         霞     mist



シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
B の参照ページ
133
134


I/J の参照ページ
123