カンパチ、カナラヂ、必ず、看過
必ずは「缶=管=館=巻=柑=xan」「aradu=アラヅ」の音
から成り立っています。 「xan」の音が表す意味は「閉じ込め
られている」状態なので「見えない=xan」です。「看過でき
ない=見過ごせない=xan=看=護」です。ヒエログリフでは
「n=否定」ですので「xa=見る、調べてみる、注意して見る」
と推測できます 。「xan=見えない」状態です。「開いている、
開いている、空いている、全体は黒いが白い点がある、紅一点
に似ていて、白一点である」のはアッカド語では「patu=pati」
と言います。名護方言でも同じです。水道の栓を「開ける」と水
が「流れ出る」でしょう。名護方言では水「patu=パトゥ」ンと
言います。共通語では服や靴に付いている「いつも開いている
小さい穴」は「patu=hato=鳩」目です。名護方言では「パトゥ
=patu=hato=鳩」で、「mi=穴=目=me」です。普通は黒い髪
で覆われて「見えない」が頭に怪我をして「白い肌が見える」部分
があります。その部分を掻き分けて探すと「白い肌」が見えます。
その部分を名護方言では「見えない=xan」「pati=patu=黒の中
に開いている白い肌」と言います。子供の時は丸坊主か三分刈り
が普通ですので「間髪=カンパツ=カンパチ」は良く見えますが、
大人になるとその部分を本人が髪を掻き分けて見せない限り「見え
ない」部分です。本人が髪を掻き分けた「瞬間」に「kanpatu=間髪」
を入れずに見ないと「見えない」部分です。会合には「xan-aradu=
必ず」来ます、という事は「姿を見せる」事ですので、「xan=見え
なかった」という事は「あり得ない=aradu=非ず」いう状態です。
「kan-aradu=必ず」のもっと良い表現は「見えない=xan」「aradu
=神が降臨するが如き、隣席する、その会場にいらっしゃる」と解釈
できます。この解釈の場合には「後ろ」の言葉の意味になります。
ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。
xa 調べて見る to check
n 否定 no
xan 見えない can not see
ara'du (A) 地面に置く to send down to field
A 3c 降臨する
ある場所に居る
上の地位の方からの to obtain a release
お下がり物を得る from higher authority
patu' (A) 開いている open
注: petu'の変化形
petu' (A) 開いている open
ヒエログリフ辞典
の参照ページ
813
1060
シカゴ大学アッカド語
(アッシリア語)辞典
A part 2 の参照ページ
239
P の参照ページ
368