どれ位欲しいか、たか転び、ボンクラ
下の位、下位の者が上の方にどれ「位=xurai=xr」
欲しいかとは言えません。そう言えるのは上の方が「下」、
下の「位=xurai=xr」の者に聞く時です。「下の」位の
者は上の方の命令に従い「xr=kuru=クル」クル動き回り
ます。下の者が「来る=xr」で、上の方は行くと言うよう
です。天皇が地方を見て回り自分の地域に立ち寄られるの
を「来られる」と言うべきではないようです。「行幸」と
表現されますので「いらっしゃる」が良い表現かもしれま
せん。「来ら」れるでも良いと解釈する場合は「xr=来」
「ら=la=否定」れると推測できます。ここに立ち寄られ
る方は「下位の者ではない、上の方=来ら=ko-la=xr la」
と推測できます。沖縄方言では「行けない」場合に「xr=
xora=来ら」れない、「xr=xore=来れ」ない、と言う形の
表現をします。沖縄方言では「xr la=来ラ」「ラン=lan」
と言います。そう言う言葉使いをする時は「自分を下の者」
と「謙り」話している時と推測できます。立っている人の頭
が地面に近い、普通よりかなり「下」になっているなら「xr
=xoro=転」んでいるのでしょう。転ぶの名護方言は「xr=
xuru=転」ブンです。 「a=あ」の音を含んでいる場合は逆
を表す場合があるようです。英語では「against=逆の、反対
の、刃向う」などがあります。低いの反対は「高い」です。
高倉は「高い=上の=xr a=蔵=倉」と推測できます。立っ
ているより腰の位置が「高く」なるのは馬の「上に」乗って
いる時、馬の「xr=kura=鞍」の「上に」乗り、鞍がお尻の
「下に」ある時です。その時には「xr a=kura=鞍」の位置
は立っている腰の位置の「上」にあります。「成績が下」の
人は平凡の凡に「xr=kura=下」をくっ付けて、凡「クラ=
kura=xr」と言います。平凡な人より更に「下」の者を指す
言葉が「ボンクラ」と思われます。最初が一番で「終りは下
=ビリ」と考えると、一年の始めが正月で一年の終りを「xr
=kure=暮」と言う理由が分ります。 暮にはお歳暮を贈り
ます。「xr=kuru=苦」しい人は戦いに「負けた」人で、楽
に「xr a=kura=暮」せる人は戦いに「勝った」人、「xr a
=クラ」イ、位が上の人です。
ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。
ヒエログリフ 日本語 英語
xr 下 under
落ちる fall
落城する
降伏する
(軍事的意味)
降伏した人 fallen one
xr a 上に upon
ヒエログリフ辞典
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