袖は濡れにし

hetakes02013-11-22

   見せばやな 雄島の海人の  袖だにも
   濡れにぞ濡れし 色は変わらず

百人一首には「sdi=sudi=sode=袖」が「濡れる」

又は「乾かない」と言う歌が五つ歌われています。服が

濡れるのは普通ならば下の部分でしょう。なぜ「濡れる」

部分を「袖」にしたのでしょうか。 袖の沖縄方言は「sdi

=sudi=スディ」です。「袖が濡れる」もヒエログリフ

由来の表現と推測できます。いつも「水」を湛えている

場所は「井戸」です。「井戸水を汲む」時には「袖」が

「濡れる」場合が多いでしょう。百人一首は和歌という

名の「歌」です。 「皆の前で自作を披露する」習慣が

あったと言われています。百人一首の中の「sdi=sudi=

sode=袖」を「濡らす」も、ヒエログリフ由来の言葉と

みなして良いようです。


  ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。


  ヒエログリフ  日本語         英語


   Sdi     水を引く        draw forth (water)
          井戸          well
水や感情の源泉

   Sdi    (人前で詩などを)歌う  recite
          大声で読む       read aloud       



ヒエログリフ辞典
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