袖は濡れにし
見せばやな 雄島の海人の 袖だにも
濡れにぞ濡れし 色は変わらず
百人一首には「sdi=sudi=sode=袖」が「濡れる」
又は「乾かない」と言う歌が五つ歌われています。服が
濡れるのは普通ならば下の部分でしょう。なぜ「濡れる」
部分を「袖」にしたのでしょうか。 袖の沖縄方言は「sdi
=sudi=スディ」です。「袖が濡れる」もヒエログリフ
由来の表現と推測できます。いつも「水」を湛えている
場所は「井戸」です。「井戸水を汲む」時には「袖」が
「濡れる」場合が多いでしょう。百人一首は和歌という
名の「歌」です。 「皆の前で自作を披露する」習慣が
あったと言われています。百人一首の中の「sdi=sudi=
sode=袖」を「濡らす」も、ヒエログリフ由来の言葉と
みなして良いようです。
ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。
ヒエログリフ 日本語 英語
Sdi 水を引く draw forth (water)
井戸 well
水や感情の源泉
Sdi (人前で詩などを)歌う recite
大声で読む read aloud
ヒエログリフ辞典
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