割れ鍋に綴じ蓋

「鮑=awabi=aab=楽しい」の
入っている日本語を探してみました。
割れ「nabe=鍋」に綴じ蓋は、蓼食う
虫も好き好きのように、他人には分ら
ないかもしれないが「お互いに引き
あう、惚れ合う、一緒に居て楽しい
相手」などを表しています。鍋の
沖縄方言は「naab=naabi=ナービ」
ですので、「楽しい=aab=awabi=
鮑」が「鍋」に含まれているのが分り
ます。同じ釜の飯を食う仲間は割れ鍋
に綴じ蓋の関係よりは薄い関係と推測
できます。ヒエログリフが分ると「割れ
鍋に綴じ蓋』の意味もハッキリ分ります。
「楽しい」事は「aab」を含み、「楽しく
ない」時は「aab」の前に否定を表す
接頭語が付くと推測できます。好きな
人には「naab=nabi=靡」くと言います。
夏は水「浴び=aabi=aab」が「楽しい」
です。海水浴に行く人が増えます。「taab
=taabi=旅」は楽しいです。「足袋」は足を
「守る」「大事な」道具です。「kaab
=kabi=華美」が「好きな」人もいます。
夫婦間では「waab=waabi=詫びる」ケース
は少ないようですが、悪い事をしたと本人が
自覚して「詫びる」と連れはとても「嬉し
い」ようです。「kaab=kaabi=カビ=紙」
は焼くとあの世では「大事なお金」に変り
ます。紙の沖縄方言は「kaab=kaabi=カビ」
です。ウチカビはあの世では「物を言う、
物申す」「お金」です。カビの音には
「悪い」意味もあります。「kaab=
kaabi=黴」は「古くなっている悪い」
商品に生えます。黴が蔓延する状態が
「haab=haabi=ハビ」コルです。長く
蔓延っているような動物が「haab=
haabu=ハブ=蛇」です。「maab=maabi
=間引」くは止むに止まれぬ時に行う仕来り
でした。「間引く」事は「命を引き抜く、殺す」
事ですが、「間引く」が沖縄方言の「魂」に関係
があるのに、この原稿を書いている今気づきま
した。「魂」の沖縄方言は「m-aab=maabu=
マブ」イです。最近は「maab=maabi=マブ」ヤー
セイジンが有名のようです。

連れ、親兄弟が亡くなると「daab=
daabi=荼毘」に付します。「waab=waabi=
侘」しいです。「saab=sabi=寂」しいと
言う人もいます。どうですか。「aab
=aabi」が入っていて「楽しい」状態
や、その逆の状態を表す言葉が多い
のに気づくでしょう。人間は出来る
事なら「良い地位、上の地位」に
就きたいと思うでしょう。「上」の
沖縄方言は「w-aab=waabi=ウワービ」
です。殆どの人は自分が「話をする」か
人の話を聞くのが好きででょう。「上=
uwaabi=ウワービ」に立つ人は他人の
発言を制限する場合があります。喋るな
と言います。名護方言では「aab=abi=
アビ」ランケーと言います。

ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。