間髪入れずとカンパチ

元旦に三種類以上の
色のオシロイバナを見
ましたので次のような
歌を作っていました。

元旦は間髪入れずお目出度う
化粧して間髪入れずお目出度う
化粧して行き交う人にお目出度う

歌を作った後で 間髪と沖縄方言
のカンパチは同じ語源の言葉では
ないかと丸一日考えました。

間髪入れずとカンパチが
同じ語源の言葉だと分り
ました。「髪の毛ほどの時
もかけない、間を置かない」
のが間「髪=patu」「入れず」
です。「開いている、開けて
いる」「間」が「ない」状態
です。アッカド語では「patu=
開ける、開いている」です。
若い頃は頭に怪我でもしない
限り皮膚、肌が見える部分は
有りません。怪我をすると
「小さな肌色の空間」が出来
ます。その部分を沖縄方言では
カン「パチ=pati」と言います。
「板」の色は「肌色」や「白」
に近いです。それを黒や緑に塗
ると学校で使われる黒板になり
ます。春に種を蒔き秋には収穫
する作物が多いと考えられます。
収穫するまでは畑は農作物が生え
ていますので、緑から黄金色へ畑
の色が変ります。収穫した後は農地、
畑の「地肌」が見えます。母音を
強調したい時には「n」を付け加え
る場合があります。メソポタミア
言語では「u=i」と変化しますので
「kanpati=kapatu」になります。
動物も人間も果物などが「ure=熟れ」
るとそれを取って食べます。収穫して
手に入れるのを「uru=得る」とも言い
ます。髪の音読みは「hatu=patu」です。
「batu=hatu=patu」の変化は普通に
見られます。かんかん照りが続と農地
は干上がり、農作物は枯れてしまいます。
そうなると見えるのは畑の地肌だけです。
 そのような状態を「kanpatu=kanbatu=
旱魃」と言います。農地に農作物が現在
「生えているかどうか」だけの観点から
見ると「収穫後の畑」と「旱魃状態の畑」
は「農地の地肌が見える点では同じ」です。
収穫の後の畑、農地の空間と旱魃後の畑、
農地の空間の違いを「n」の挿入と「p → b」
の変化で表しているのでしょうか。


シュメール語とアッカド語は次の通りです。

KAM = 板、シュメール語、英語では board

patu = 開ける、開いている、アッカド語  英語では to open, open

  kapa'tu = (髪などを)引き抜く、収穫する、集める、アッカド語
          英語では to pluck, to harvest, to gather, to collect
 
  UR = (髪などを)引き抜く、収穫する、集める、シュメール語、
          アッカド語の kapa'tu と同じ
          英語では to pluck, to harvest, to gather, to collect