明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうの「明け」は新年が「開ける」事ですので、「開けまして」
おめでとうと書いた方が分り易いですが、「明るい」未来に賭けたいとの意味あい
から「明けまして」と表記するようになったのではないでしょうか。閉じていたの
が「開く」のは身の回りを見ると「口を開ける」があります。 口を開けた状態を
「paku paku=パクパク」と口が「開く=aku」と言います。花が「咲く=s-aku」と
言いますが、咲くには「aku」の音が含まれています。 花が咲くのは、蕾の口が
「開く=aku」事だと分ります。口に関係がある言葉を見てみましょう。四角ばった
話し方は面白くない話し方ですが「話す」方法であるのは確かです。元々は「四」
がなかった「角ばった=kakubatta」「話し方」だったと推測されます。頭が「カッカ
=kak ka」すると自分だけ「話」をして相手の「話」をさせない人がいます。逆に
頭に血が上り過ぎて「話せない」人もいます。「カッカ」は感覚、思考上は「頭」と
関係がある言葉ですが、行動を見ると「口」に関係があるようです。 花の「開花
=kai ka=kag ka」は蕾が「口を開けた」とみなしても良さそうです。「蕾=bud」は
今から「口を開く」ような動きをする状態の物と考えるとシュメル語と英語の考え方
は同じだと見なして良いでしょう。ご飯を食べる時には口を「開け」ます。食べるのを
「kamu=噛む」と言います。 一口百回噛むと百歳まで生きると言われているのでは
ないでしょうか。名護方言の食べるは「kamu=食ム=噛ム」ンですが、「食べた」は
「kada=食ダ=噛ダ」ンと言います。 「k → h → b」の変化を考えると「kad =had
=bad」の変化が理解できます。食べるべき物を十分食べていないと「bate=バテ」ル
でしょう。

 シュメル語とアッカド語は次の通りです。


  KAG BAD = 話す、英語では speak

 KAG    = 口、英語では mouth

KA    = 口、英語では mouth

BAD  = 開ける、英語では open

 qaqqadu = 頭、アッカド語、英語では head