憂いや肝心な事を感じる器官は肝心

 肝心な事は「脳」が記憶していますが、「感じる」のは「肝、心」だと信じられて
います。「心情、精神状態」が悪いと「心が悪い」、「気持が悪い」とは言いますが、
「頭が悪い」と言いません。実際に悪事を「記憶」しているのは頭ですが、判断を
下す時は「心が決まってから」でしょう。「決心」をしてから行動に移ります。
「決闘」する時も「頭で決める」ので「決頭」で良さそうですが、決闘をするのを
決めるのも「決心する」です。人間は「ursaku=煩く」言われたら面白くないです。
「urusaku=煩く」ないと「気持ちが良い」です。ここでは「全然」と同じように日本語
に入って来た時に「意味が反対」になっているようです。結婚相手を「saga=探す」と
言います。人間は誰でも結婚する時には「良い」相手を「探し」ます。良縁を「求め」
ます。「良い」相手が見つからないと、「心」の中で「urei=憂い」を感じるのでは
ないでしょうか。やがましいと「心で感じる」と「uru=ウル」サイと言います。

 シュメル語では次の通りです。

UR = 肝、肝臓、英語ではliver

SAG = 良い、気持ち良い、甘い、美しい、英語では good, sweet, beautiful

UR SAG = 肝が良いと感じる、気持が良い、改善する、改良する、英語では ameliorate