寝る時と泳ぐ時の姿勢は水平になっています

  立っている時は垂直ですが、寝る時と泳ぐ時の姿勢は水平です。 垂直も水平もそれぞれ
独自の音で表されると仮定すると「寝ると泳ぐ」は似た音、近い音で表されても不思議では
ありません。 日本語の動詞は書くのように「く」で終る動詞が多いですが、嗅ぐのように
「ぐ」で終る動詞もあります。 「泳ぐ=oyogu」は「泳く→oyoku」が変化した言葉と仮定
しましょう。共通語の「o」の音は沖縄方言では「u」の音に変りますので、泳ぐは「uyuku
→oyoku」と変化したかもしれません。英語では「g」の音は「ジャ」行音と「ギャ、ガ」行音
の二種類の発音方法があります。泳ぐの首里方言は「ウィージュン=uyi'gun」ですが、
名護方言では「ウィーグン=uyi'gun」です。「uyu=uyi'」と考えられます。私の世代の名護
の人は泳ぐを「イーグン=yi'gun」と言っていたと思います。前の「u」の音が脱落しています。
日本語ではしばしば語頭の「u」は省略されると仮定しましょう。寝るのは「横になる」事です。
「横=yoko」は沖縄方言では「ユク=yuku」です。「yuku」は「uyuku」の語頭の「u」が省略
された形になっています。名護方言では「ユクイン=yuku-in=休む」です。「休むと寝る」は
近い表現です。
 
 トルコ語では次の通りです。

uyku = 寝る、英語では sleep

uyu =   uyku と同じ

uyuma = uyku と同じ

uyumak = uyku と同じ